悪戦苦闘の日々 <今度はRAIDだっ!


時代はRAIDだプロジェクト発令編

RAIDだ、レイドだ、れいどだ、隷奴だぁぁぁっ!
ってことで(どういうことで?)先日、はNTのソフトウェアストライプでStripe Set作って遊んでみましたけど、やっぱちゃんとハードウェアでやらないと、ってことで(こーゆーことで)BT-950R購入。
もう、ずっと前から継続的に煽り続けてくれたお方がいらっしゃるもんで。(^_^;

まぁ、FP40君に3チャンネル繋いで動かしてるって変則パターンから脱却したいのと、narrowから起動できない(戯れ言日記参照)ってことを解決したかったからなんですけど。
#でもボンビーだから新ちいHDDはまだ買えないの。 (T_T)
SoftからHardに変えて、どの程度の効果があるのかHDBENCHで確認してみましょう。

まずはRAIDの説明なぞを軽〜く。(間違ってたら、ゴメンンサイ。たぶん大丈夫、きっと... )

RAID Reliable Array of Independent Disks

複数のHDDをまとめて1台のHDDとみなして管理する技術。データを分散して記録するため、高速化や安全性の向上がはかられる。専用のハードウェアを使う方法とソフトウェアで実現する方法がある。高速性や安全性にはいくつかのレベルがある。

概略としてはこんなもんですね。(間違っていたら御指摘願います。)
この「ソフトウェアで実現する方法」ってのはSTRIPE SETで実験編でやったような方法ですね。で、今回試すのが「ハードウェアで実現する方法」のほうです。
もう少しRAIDについて詳しく解説しましょう。 (少しだけね。)

RAID 0 Striping

ストライピングはデータをストライプセットに使用するディスク台数分に分割し、分割されたデータをそれぞれのHDDに書き込みます。同じ性能のHDDを2台使ってストライプセットを構成したとしますと、“理論的には”2倍の速度が得られます。3台では3倍になります。(もちろん様々なロスがありますから、そう上手くは行きませんけどね。まぁ、“理論的には”。)
データを分割することによってスピードは向上しますが、どれか1台に障害が発生すると全てのデータが消失することになり、信頼性の向上は得られません。。

個人レベルでは、最も一般的に行われているのがRAID 0 (Striping) です。
やっぱ“速さ命”ですよねぇ。(^_^)
信頼性は“低下”するんでしょうねぇ、やっぱり。(^_^;

RAID 1 Mirroring

2つ以上のディスクに対して同じデータを書き込みます。例えば、2台でミラーセットを構成した場合、どちらか1台のドライブに障害が発生しても他の1台で運用を継続することが可能です。
サーバーや法人(企業)等で安全性を求められるSystemで採用されています。(手作業でBackupするのは限界がありますからね。)
しかし、コスト的には通常の倍のドライブが必要であり、標準のシステムに比べ高価になります。障害発生時でもパフォーマンスを落とすこと無く処理が可能なので信頼性は非常に高いです。

こーゆー説明だといまいちピンとこないんだけど(もともとRAID 1なんてやる気がないから、という噂も... )、3台のHDDでMirrorなんてないんだろうなぁ。やっぱ偶数台なんでしょうねぇ。
ま、どーせ私はやんないからイイんですけど。

RAID 0+1 Striping & Mirroring

ストライピングとミラーリングを組み合わせて、速度と対障害性を兼ね合わせたシステムです。対障害性も高く、申し分ないのですが、やはりミラーリングを使用しているのでコスト面では割高です。

これが一番困った。暫く理解できなかった。わたくちのそんけーする友人に尋ねてやっと理解しました。ボンビー性なもんですから、どーしても「RAIDは2台のHDDで」って先入観があるんですね。で、「2台なのにStripingとMirroringの両方ってどーやるんだぁ??? 」って不思議に思ってたんですよ。でも、このRAID 0+1の場合、2台じゃなくて3台以上のHDDが必要になるんですね。例えば、4GBのHDD2台でRAID 0のストライプセットを構成して(8GBのHDDが1台として扱う)、さらにもう1台の8GB HDDでミラーする、と。あるいは4BG+4GBのストライプセットを2セット構成して、ストライプセット同士でミラーする。
絶対やんねーだろーな。4台のHDDがあったら4台でStripingしちゃうよね。
(BT-950R君は前者の4G+4G & 8GでのRAID 0+1は出来ないんだそうです。RAID 0を二つ使ってRAID 0+1のみなんだって。まぁ、おいらにはかんけーないけど。)

RAID 3 Striping by Parity

RAID 0のStripingに加え1台のParity Diskによって障害発生時のデータの消失を防ごうとする仕組みです。RAID 3の場合にはスピンドルが同期し、各ドライブのセクタに対し同時に読み書きを行なうシーケンシャルアクセスが高速であり、画像処理に適しています。その反面、ランダムアクセスは犠牲になり、データベース等の高いトランザクション処理が要求されるシステムには適していません。ディスク台数は必要とされる容量+1台ですむので安価に構築することが可能です。

これは“BT-950R”君ではできませんね。どーせやらないけど。 (^_^;
でも、「安価に構築することが可能」ってRAID 1や0+1よりは安価ってことですよね。

RAID 5 Striping by Interleave Parity

RAID 3とは若干異なりParity Driveを特定せず、DataとParity情報が循環パターンで、アレイにInterleaveされます。また、ドライブへのアクセスは非同期で行われるのでトランザクション処理が行なわれるシステムに適しておりランダムアクセスも高速です。そのため、今日RAIDと呼ばれているシステムはほとんどの場合このRAID 5の事を示しています。ディスク台数もRAID 3と同様にN+1台で構築可能です。

「今日RAIDと呼ばれているシステムはほとんどの場合このRAID 5の事を示しています。」ってのはどーなんですかねー。信頼性を最優先させる法人(企業)の場合のことでしょうねぇ。
個人の場合は「今日RAIDと呼ばれているシステムはほとんどの場合このRAID 0の事を示しています。」ってことでしょうねぇ。
あちしなんか「HDDなんかいつぶっ壊れるか分かんなーよぉ」って思ってますから信頼性なんて期待してません。(^_^;

Software RAID Software RAID (まんまやん。)

Dataの読み書きに際して必要な処理をPC側で制御を行なって実現しているRAID System。Parityの生成等にPCのCPUを使用して行なうので、SystemのCPUリソースが若干低下する場合があります。しかしながら、最近のCPUの性能は飛躍的に向上しており、CPU負荷があまり問題にならない程度になってきております。データの冗長性を持たせるために比較的安価に構築することができます。RAID 0や1の場合に使用されるケースが多く、OSによっては標準で搭載している場合があります。

前回やったNTのSoftware StripingはこのRAID 0ですね。

なんかずらずらと並んでいますが、やるのはRAID 0だけです。(^_^;;
#RAID 1もやろっかなぁ、どっしよっかなぁ。
いちおーやってみます。500MBのゴミDiskで。本番ではRAID 0だけね。 (^^;
(いつのことになるのやら... )

前置きがなげぇよぉ。 (T_T)

では今回の主役BT-950R君のご紹介ですぅ。 (ぱちぱちぱちぱち <= 拍手のつもり)

箱さんです。 BT-950R君です。 Diskと説明書ちゃん達です。

ううぅっ、とうとう購入してしまいましたぁ。

(気を取り直して) ではでは早速実験開始ぃ。

まずはHardware (BT-950R)Installから、
って、これがはまったんだわ。またしても。

BT-950Rが気難しいのか、FirePort40がくせもんなのか、はたまたAbit BH6が使えないのか。 (T_T)
(全部、という噂もちらほら。)

BH6PCI SLOTの使用状況は、

SLOT No. 1 : VGA Card (MGA MilleniumU)
SLOT No. 2 : Vacncy
SLOT No. 3 : NIC (ALN-201TB)
SLOT No. 4 : SCSI HA (FirePort40)
SLOT No. 5 : Vacancy

となってますぅ。噂では(飽くまで“噂”ですからね) SLOT No. 1AGPと同じIRQになる。
で、SLOT No. 4No. 5は同じIRQになる。というのをどこかのHomePageでみました。
でも、NICSLOT No. 2に差してもSLOT No. 1MilleniumUと同じIRQになってしまったため、
NICSLOT No. 3へ差したのでした。なんか不安。

まぁ、不安を抱えつつも不取敢やってみたところ、

  1. BT-950RSLOT No. 5へ差してみる。FirePort40と同じIRQになりBoot不可。
  2. BT-950RSLOT No. 2へ差してみる。NICが同じIRQになり、これもダメ。
  3. BT-950RSLOT No. 3へ差して、NICNo. 2へ。やっぱダメ。NIC使えない。

やっぱ、簡単にはいきまへんなぁ。ってことで、FirePort40を外してBT-950RNo. 4へ。
い、いかんっ! Boot不可やっ。

「そうか、BT-950Rのドライバがないからだめなんだ。」

と今頃気づく。 (ばか => 俺)
気を取り直して、FirePort40を元に戻して、NT起動。
んでもって、BT-950RのドライバをInstall
さらにさらに、FirePort40BT-950Rを交換して(これならIRQも当たらない)、NT起動。
やったぁっ!
ふつーに使えます。(FirePort40のドライバを切ってないから起動時に文句言われるけど、無視無視。)
不取敢、一日目はここまで。なんか疲れた。上の1. の時なんかNT起動しそうになってFreeze
なんか画面は色んな色になって、私は青くなって。まぁ、事なきを得ましたけど。
(FirePort40BT-950RBH6で2枚差しなんてできんのかなぁ? と不安を抱えつつ帰宅。)


翌日ですぅ。(っていうか、正確には翌週なんですけどぉ。)
「ぬぉぉぉぉ、SCSI HAごときに負けてたまるかぁ。なんとしても2枚差しで使ってやるぅぅぅ。」
と気合いも充分。気難しいBT-950R,くせもんFirePort40,使えないAbit BH6のトリオとの対決に望むのでありました。

とか言いつつも、こんなん買ってます。

これは、ご存じの方も多いとは思いますが、SCSIケーブルの途中のコネクタに繋いで、外付けのSCSI機器を使うためのものです。BT-950Rは外部が68 pinのwideコネクタなので、BT-950R単独で使用する場合にZip externalを使うためのモノです。(黒い部分にフラットケーブルのコネクタを繋いで、カードスロットに取り付けるのです。)

ち、違うよっ! 弱気になったんじゃないからね。
たまたま売ってたから買ってみただけだよ。
絶対に2枚差しするんだからね。
うまくいかなかった時の保険ぢゃないからね。
絶対違うよ。

(かなりムキになってます。)

まぁ、閑話休題。
早速2枚差しに挑戦っ!
不取敢、空いているSLOTFirePort40を差してみる。
PCI SLOT No.5 : 全然ダメ。全くダメ。FirePort40NTから認識されない。
PCI SLOT No.2 : やっぱダメ。今度はNICが動かない。FirePort40NICが同じIRQになっちゃう。
それに、なんだかよーわからんが、若いNo.SLOTに繋がってるDeviceからアクセスしに行くみたい。
うーみゅ、こまっちった。
なにはともあれ(“なに”が“とも”にあるんだいっ)FirePort40よりBT-950Rを若いNo.SLOTへ。
PCI SLOT No.2 : BT-950R
PCI SLOT No.4 : FirePort40
という構成にしてみる。(やっぱりFirePort40BIOSから先に表示される。ま、いいや。)
当たり前だけど、No2.のデバイスとIRQがあたって、NICがダメ。No.24SCSI HAを逆にしただけだかんね。
「うーむ」と腕組み。そして「はた」と気づく。“可能な限りのIRQPCIに割り振ってみる”ってのはどーだ? (誰に聞いてるんだよ、誰に。)
嗚呼、やっぱだめか。きしょーめっ。最後の手段は“VGAIRQAssignしない”だけだな。
あーぁ、やりたくなかったのに。でもMill 2IRQ Assign無しでも動くからいーけどさ。RIVA TNTなんて使えないじゃん。(使う気無いけど。)
「どうぞ神様、これでうまくいって下さいませませ」 (死語512%)
やったぁ、うまくいったぁ。

<Windows NT診断プログラム>
IRQ No. 01 : i8042prt
IRQ No. 03 : Serial
IRQ No. 04 : Serial
IRQ No. 05 : sb16snd
  (Sound Blaster)
IRQ No. 06 : Floppy
IRQ No. 09 : ALN201
  (NIC)
IRQ No. 10 : flashpnt
  (BT-950R)
IRQ No. 11 : fireport
  (FirePort40)
IRQ No. 12 : i8042prt
(VGA
へのIRQ Assign無し)

やっとこさ動きましたん。 (^_^)
これでやっとBenchmarkがとれますん。


まずはSoftWare StripeのままでFirePort40からBT-950Rに換えてどうなったかを確認。
んじゃ、HDBENCHっと。

ありゃりゃ? 遅くなってますねぇ。FirePort40よりBT-950Rのほうが性能悪いのか?
FirePort40DC-390Wでは差を感じなかったのにぃ。ちょっと寂しい。 (T_T)

んじゃ、RAIDを組む前に単体での性能もcheckしましょう。

これはIBM DSAS-3540君です。うーむ、それほど差がないかなぁ。
前回との差は測定誤差範囲だなぁ。

(何故かFujitsu M1603S-512君ではHDBENCHがとれませんでした。
測定が終わったと思われる当たりでFreeze。なんどやってもだめだった。
再起動後中身を見るとテンポラリファイルが残ってた。なんでやろ??? )

まぁいいや(あまりよくないけど)。とにかく前進。断固として前進。何が何でも前進。

SCSI BIOSでぇ、RAID setを指定してぇ。簡単、簡単、超簡単。
なんの問題もありゃしませんな。No problem at all.
取り説通りでスムースイン。(なんのこっちゃ?)

んでもってぇ、これはRAID 0つまりStripingの結果です。まずFATにてFormat

こっちはNTFSにてFormat

やっぱFATの方が速いですよね。うんうん、納得。前回のはなんだったんだろ?
READSoftWareより完全に遅いですねぇ。哀し。 (T_T)
でも、WRITESoftWareより若干速いですねぇ。嬉し。 (^_^)

不思議ですねぇ。何故なんでしょうねぇ。
まぁ、WRITEが速いDiskが出来たと思って喜んでおきましょう。

(くっそぉ、悔し。でも、いーんだい。SoftWare Stripingじゃ起動HDDは作れないからね。
でもぉ、起動HDDにするためのDiskがないーい。やっぱ哀し。)

 

気を取り直して(何度“取り直して”んだか)、RAID 1Mirroringもやってみましょう。ついでですから。

まずはFATで。

んでもってNTFS

やはりNTFSの方が遅いですねって、それはそれとして、ひでぇ遅さ。単体のIBMよりRAIDして遅くなるのは当然としても、ここまで酷いかなぁ。特にREADが凄いですね。逆にWRITEは単体とあまり違いが無いとも言える。うーん、不思議フシギふしぎ。 (?_?)

どうせ2MB/secHDDなんで使う気もしないから、ってRAID 1なんてやってみただけですけどぉ。

 

まとめでんがな。

なんか気合い充分だった割にはエンディングが寒いっすね。
Installで大変だったのはBH6のせいですからBT-950君は噂ほどではないですね。
「古いHDDではRAID出来ないかもよー」なんて書いてあるページもありましたが、十分に古いIBMFujitsu500MB2台ともO.K.だったのは意外でした。
んなこと言って自分を慰めてもイカンな。性能が、せいのぅがぁぁぁぁぁぁ。

  1. BT-950Rはそれほど癖が酷くない。 (偶然ラッキーだったのかも。)
  2. NTSoftWare Stripingは結構“やる男”だった。スゴイぞNT
  3. Boot DriveRAIDにするためにはBT-950Rが必要なので、逆に言うとBoot Drive以外ならNTSoftware Stripingのほうがいーカモ。

まだBT-950Rを使ってnarrowHDDからBootしてみるってのはやってませんが、そのうちやってみようっと。

うんっ? NTSoftWare Stripingも結構使えるよなぁ。んで、1GBHDDもあるよなぁ。
ってぇことはぁ、BT-950R500MB二つを1GBにしてぇ、それともう一つの1GB HDD
SoftWare Stripingをやるってことも可能か?
イヒヒ、今度やってみよぉっと。
うまくいったらTotal 2GB大容量(どこが?)HDDの出現だぁ! しかも高速! (だからどこが?)

まぁ、何れにしても (この台詞多いよなぁ) 新たなるBootHDDを購入するまでは宝の持ち腐れの感は否めませんね。やっぱ、哀し。 (T_T)

今回は前置きばっかだった。済みません。 m(_o_)m

ご意見、ご感想等をお待ち申し上げております。

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