悪戦苦闘の日々 挫折しちゃったSide FAN!


はじめに

仮組のHeart 5号君は快調に動いております。
だが、しかし、But, However, いかんですよねぇ、やっぱ普通にCooler付けただけじゃ。
あーんど、どうもね、色々なWeb Pageを見ていると、“やっぱ吸い出し”みたいなのが多い。
ということで、
Heart 5号君、スーパー エキゾチッククーリング システム (訳:とってもすごい冷却機構) への改造予備段階実験”
に着手することと致しました。
うまくいけば、そのまま筐体の側面にまた穴をあけちまおうってことで。

穴を開けるには躊躇させるものがありました。
「一度やっておいて、何を今更」って?
でもね、前回穴を開けたHeart 3号君のケースは安いのよ。一万円ちょっとしかしないのね。
それに対して、Heart 5号君のケースは約二万円。
倍も違うでしょ? 躊躇しますよねぇ。
しかし、ここでよく考えてみる。

  1. Heart 3号君のケース (RL-889) は一万一千円。
  2. Heart 5号君のケース (TQ-700 Mk3) は約二万円。
  3. しかし、RL-889の電源は安物。
  4. TQ-700の電源はSeven Team
  5. ざっくり値段を見積もると、安物=¥3000Seven Team=¥10000
  6. と言うことは、ケースそのものは七千円 vs. 一万円。

なーんだ、たいして違いは無いじゃないか。ということで、いざ決行!!!!!

 

基本路線

まずは以下の条件で実験を行う。

  1. Web Pageでよく見かける “吸い出しが効く”とか“ALPHAのスカートが効果的”等を確認する。
  2. 最終的にはスーパー エキゾチッククーリング システム (訳:とってもすごい冷却機構) の導入を目指し、そのHeart 5号における有効性を確認することを目的とする。
    (因みに、Heart 5号はTQ-700を用い、Abit BP6VDP-12を搭載するSystemになっている。)

ってことで、ALPHA様のスカートを自作し、吸い出し・吹きつけの実験を行ってみましょう。

 

スカートの制作

さてさて、では得意のボール紙を用いてスカートを作成することにしましょう。

サイズは、VDP-12のシンクを実測し、60×58 mmとします。スカートの丈はALPHAのページから判断するに約15 mm程度であろう、と。さらに、約5 mmのスペーサーがシンクとスカートの間に入って、クリアランスを調整している模様。これが効果的との話もちらほら。

んでは、順を追って製作の過程などを。

まずはボール紙に寸法を入れて、Cutします。

中心の円はコンパスで描いてからカッターで丁寧に切る。
これはサイズが大きいので、たいして難しくない。

四隅をCutします。

ネジ穴は円テンプレートで描いて、これもカッターでCut
こいつは小さかったので、ちと面倒臭かった。
折る部分は“山”になる方に浅く切り込みを入れる。

折り方。

切り込みが入れてあっても、円の縁はうまく折れないことが多いので、
定規を重ねて折ります。
上にした方の定規が透明だったので、重ねてあるかどうか判りませんね。

折ったところ。

どうせ強度的には問題ないので、糊代は作りませんでした。
糊代を作るとすれば、紙の厚さまで考慮して折らなければ。
ま、なんとかなるでしょ。

接着が完了したところ。

因みに、接着剤は「木工用ボンド(速乾)」です。
この速乾タイプは強度も強いみたい。たぶん。

裏面です。
スペーサーです。

金属製のスペーサを探したのですが、生憎手持ちは三つしかありませんでした。
「んー、どうしよう?」
と悩んでいたんですが、ちょうど5 mm厚のゴムが手に入ったので、それをご覧のような形にCutして使うことに。
問題は穴あけでした。

穴開け用工具。

本当は“コルクボーラー”があれば一発だったのですが・・・
あたりを見回すとこれが目に付きました。
ゴムに円テンプレートで円を描き、その縁にマイナスドライバを当てて、「グイッ」っと押し込む。
「ブチッ」っという感触とともに貫通します。
これを繰り返して円を描く。ネジが通ればいいんです。
どうしてもサイズが狂いますから、調整しながら。

スペーサーをゴムにすることによって、防震効果もあるかも。

完成品、表側。

それらしくできあがっているでしょ?

完成品、裏側。

ゴム製スペーサの穴が真円じゃないのがばればれですね。

 

とまぁ、この様にスカートの完成です。こいつを用いて実験してみましょう。

 

実験

んでは、早速実験です。
吹きつけ/吸い出し,その他の状況での温度をBP6に付属のCPU裏面・Socket 370内の温度計で計測します。
一応、CPUに付加を掛けるという意味でSuper_PIを実行してみました。

状態 FANの向き 筐体 Super_PI CPU 1 CPU 2 Chassis
normal 吹きつけ CLOSE 41 46 41
      42 46 41
    OPEN 38 43 38
      39 43 40
  吸い出し OPEN 43 43 39
      44 43 39
    CLOSE 44 45 40
      46 45 41
スカート 吸い出し CLOSE 43 45 41
      45 45 41
    OPEN 42 44 40
      43 45 40
  吹きつけ CLOSE 42 45 41
      43 45 41
    OPEN 39 41 39
      40 42 40
スカート with 煙突 吹きつけ OPEN 38 42 40
      39 42 40
normal 吹きつけ CLOSE 43 48 43
      45 48 44
    OPEN 40 45 42
      40 46 42
スカート 吹きつけ CLOSE 44 49 46
      45 49 46
    OPEN 40 46 43
      41 46 44
スカート with 煙突 吹きつけ OPEN 39 43 42
スカート 吹きつけ CLOSE 44 49 46
  吸い出し CLOSE 44 45 42
スカート 吸い出し CLOSE 42 45 41
スカート with ダクト 吸い出し CLOSE 42 43 43

normal:スカート無し。シンクとFANのみ。
煙突:こんなやつ。

吸い出し/吹きつけ時に、周囲の温度に影響されないようにしたもの。
まだ筐体の側板には穴が開いていないので、筐体Openの状態のみ。

スカート with ダクト:後述。

 

総論として確実に言えることは、Super_PIに寄る影響が殆ど無いということですね。
Super_PIの実行前後でせいぜい1℃程度しか差がありませんでした。
この温度計の誤差が±1℃であることを考慮すると、有意な差ではありません。
実行している時間(桁数)にも依存しませんでした。
と言うことで、見易くするためにSuper_PIの実行前のみを改めて表にします。

 

状態 FANの向き 筐体 CPU 1 CPU 2 Chassis
normal 吹きつけ CLOSE 41 46 41
    OPEN 38 43 38
  吸い出し OPEN 43 43 39
    CLOSE 44 45 40
スカート 吸い出し CLOSE 43 45 41
    OPEN 42 44 40
  吹きつけ CLOSE 42 45 41
    OPEN 39 41 39
スカート with 煙突 吹きつけ OPEN 38 42 40
normal 吹きつけ CLOSE 43 48 43
    OPEN 40 45 42
スカート 吹きつけ CLOSE 44 49 46
    OPEN 40 46 43
スカート with 煙突 吹きつけ OPEN 39 43 42
スカート 吹きつけ CLOSE 44 49 46
  吸い出し CLOSE 44 45 42
スカート 吸い出し CLOSE 42 45 41
スカート with ダクト 吸い出し CLOSE 42 43 43

 

ここまでやってから、大変なミスを犯したことに気がつきました。
室温を測定していなかったのです。
温度を安定させるために状態を変更してから(例えば、吸い出し/吹きつけの変更等)しばらくは時間をおいています。
つまり、朝実験を開始して、最後は夕方近くになりました。
この日はたまたま気温の日格差が大きい日だったようで、時間をおいてから同じことを繰り返してもCPU温度は同じになりませんでした。
マヌケですねぇ。

あぁ、まぁいいや。本格的な実験は日を改めて、ということで勘弁していただきましょう。

取り敢えず比較可能なのはある状態と、その直前・直後の状態との間のみです。
そういうことを踏まえて表を眺めてみますと、確実に効果があったのは筐体側板のOpenだけですね。
筐体を解放にするだけで34℃も温度が下がるんだから、十分な効果があるとも言えます。
そういう意味ではSide FANにする価値があるのかもしれません。
“吸い出し”だろうが“吹きつけ”だろうが顕著な差はみられません。若干吹きつけの方が良さそうです。
スカートによる差異もあまりありません。
煙突の効果も懐疑的です。(筐体をOpenにした時点で十分なのかもしれません。)

 

★取り敢えずの総論

今回用いたVDP-12というCPUクーラーのシンクでは、吸い出し/吹きつけによる顕著な差は認められませんでした。
スカートの有無,煙突の有無についても同様です。
この様な結果が出た理由は、おそらくシンクの形状だと思います。

ひとつだけ得られた重要な教訓は、

ちゃんと室温を計らなきゃダメッ!

ってことですね。

あーぁ、今度はALPHAででもやってみっかなぁ。

<付け足し。>

Side FANにした際の仮想的な実験として、煙突に8 cm FANを載っけてみました。
筐体はOpenの状態ですが、シンク直上のFANに付加して8 cm FANがある場合の効果を確認しました。
結果は、、、、、、変化無しです。
うーん、だめかぁ。やっぱ安物のクーラーではだめなんですねぇ。悲し。 (T_T)

 

★くだらない追加

今回は自分のマヌケさに情けなくなりました。
このまま終わるのも悔しいので、ちょっとだけ悪戯を。

二つのCPU FANからの排気を、Chassis FANを用いて、直接筐体外へ排気するようにしてみました。

例によって、ボール紙を用いてダクトを作りましょう。
二つのCPU FANの間隔と、Chassis FANとの距離等を計測して、壁を作ります。
ご覧のように、まず三方を覆うようなボール紙細工を作成。
Chassis FANのところにテープで適当に留める。
ボール紙はCPU FANにしっかり刺さってますから、この程度の固定で十分です。
紙ですから、非常に軽いので。
右側はChassis FANですし、画面の下側は電源との境に壁がありますので無視します。
残った面にボール紙を被せます。
こいつの固定は画面下側の四角い出っ張り(これは本来は3.5"Shadowベイが接続されるべきところ)、と電源ケーブルで押さえます。
画面上で中央、ボール紙の左上に両面テープでペットボトルの蓋を貼り付けます。
筐体側板によってこの蓋が押さえられて、結果的にボール紙は固定されます。
大いなる手抜き。(^_^)

 

ついでに、おうちのHeart 2号君にも同様な手術を施しました。
っていうか、本当はこちらを先にしてみたんですけど。

Heart 2号君ではALPHAのP125CM60を使っているので、FANは必然的に吸い出しタイプとなり、Side FANは採用できなかったのです。
そこで、苦肉の策として“ボール紙ダクト”を採用してみました。

こちらはもっと手抜きです。
Heart 5号君の様にDual CPUではないので簡単です。
まず、ヒートシンクとChassisのバックパネルとの間に四角いボール紙を固定します。
固定にはホットボンドを用いました。
次に、こんな形状のボール紙を作成します。
作成ったって一枚のボール紙を適当なサイズに折り曲げて、もう一枚で部分的に蓋をするだけ。
超手抜き。
上の蓋みたいな奴でFANの部分と画面左側の部分を覆います。
もう一枚の四角いボール紙で残りの部分を覆えば終了。
右側の電源側に隙間がありますが、まぁそのまま。
面倒なので。
ついでに、もう一つ紹介しましょう。
私が昔からやっている埃対策。
筐体のFront下側は、通常吸気になっています。
「暖かい空気は上に上る」という性質を考慮して、下部吸気/上部排気という構成になっていると理解しています。

一方、埃は床に近いほど多くなります。
PCを床に置く場合、もっとも埃の多い空気を吸うことになります。
これでは有り難くありません。

そこで、Front下部を箱で覆ってやることで埃の進入を減らすことが出来ます。
吸気用の穴等を塞いでいるわけではないので、流量には影響しません。

机上にPCを設置している場合などでは必要のない処置ですが、床に置いている場合はかなり効果的です。

 

こんなダクトが効果があるか無いかは、上の方の表で一目瞭然ですね。
効果はありませんでした。室温の変動の方が遙かに影響大です。
ただの気休めです。

 

共振対策

共震対策として、前回はSORBOTHANEとノーソレックスゴムを用いましたが、なんかもったいない。
(けち)
ということで、もうちっと安いのに交換してみました。
SORBOTHANE(\800)の代わりにポロンスポンジ(\198)です。

結果は、ばっちりです。全然効果は変わりません。
うむうむ、ケチった甲斐があったわい。だいぶ節約になっちゃった。

 

 

完!

 

今回は酷いね。馬鹿丸出し。ボール紙細工に夢中になっちゃって、基本が出来ていなかった。
この失敗を次への教訓として生かそうではないか、同士よっ! (って誰だ?)

 

ご意見、ご感想等をお待ち申し上げております。

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