思い起こせば(ってそんなに昔ぢゃないって) 「時代はSLOT 1だプロジェクト」で製作されたHeart 3号君も、かなりの変貌を遂げました。
こんなspecでした。今となれば懐かしい。(ってどこが?)
それが今やこんなふうになっちゃいました。
こうやって眺めてみると、やっぱHDDがショボイ。全体の足を引っ張っている。イカン!
このDCAS-3430UWはUltra WideのくせにNTFSだと7MB/secくらいしか出ない。Ultra SCSIのDCAS-32160Uとほぼ同じ値。聞くところによると、DCASはUltra
Wideの出始めだから内部での転送速度が外部のUltra Wideについて行けなくて、遅いんだそうだ。イカン、イカンッ!
ということで、せっかくBT-950Rもあることだし、Main HDDをRAID 0で高速化しませう。
(まぁ、BT-950Rを購入したときからの計画ではあったんですが。)
ここで考えたのは、“どの様な構成にしようか”とういう点です。静かさと発熱量の少なさからIBM製のHDDが好みです。現在の主力はDCASではなくDDRS (7200rpm)に移っています。(とうの昔に。)
結局DDRS-34560LVDを2台手に入れました。RAID 0で9GB。めちゃくちゃ余りそう。
でもぉ、DDRS-34560LVD 2台よりDDRS-39130LVD 1台の方が安いのよね。賢い買い物であったのだろうか???
ま、いいや。
こんな子達がやってきました。
袋を開ける前です。 わくわく、ドキドキしますね。 |
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袋を広げたところです。 うー、封を切るのがぁぁぁ。 |
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封を切ってしまいました。 (当然だろ。でなきゃ使えん。) これが表(?)です。 |
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こっちが裏です。 いかにも速そう、な気がする。(^^; |
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ついでに手に入れたLVDのケーブルです。 ターミネーターも手に入れました。 スマートケーブルになってます。 実物はやたら高級に見えます。 ちょっと嬉しい。(^^ |
いつもより余計に写真撮ってます。相変わらずボケてますが。
(^^;
(だってぇ、嬉しかったんだもの。念願のNew HDDだぜぃ。久しぶりのSCSI HDDだ。)
さてさて、ここからが本題です。
最速のHDDはBoot Driveにしたいですよねぇ。その方が御利益を受けられますから。
SCSI HDDの場合、理屈では複数台のHDDからパラにDataを持ってこれるので、System, Application, Swapをそれぞれ別のHDDに入れてやれば3倍の速度が得られるはずだと。(勿論、3倍にゃぁなりませんが、3倍に近づくはずだ、と。) で、かつてやって見たことがあるんですが、遅いDriveが混ざってると明らかに足を引っぱられます。あまり速度差の無いHDDが3台ある場合は有効なのかもしれませんが、速度差が大きい場合には、最速のDriveに全部突っ込んじゃった方がイイことが確認されちゃいました。
やっぱRAID 0のDriveをBoot Driveにしたいですよねぇ。
今回のDDRS-34560LVDを2台RAID 0 Driveにした場合には、その容量は約9GBになります。こんな容量のDriveをFormatするためにはFAT16ではダメで、FAT32 or NTFSが必須であることは皆様ご存じのことでありましょう。FAT32はNTから認識(正確には、NTをInstallすること)は出来ません。そこで、NT4 with SP4でNTFS Formatする必要があります。でも、ここで解決しなければならない問題が二つほどあります。
以上の2点です。
このうち、1については「セットアップを開始する前に、既存のWindowsNTシステムにハードディスクを挿入し、ディスク・アドミニストレータを使い、そのディスクに大きいパーティションを作成する」ことで回避出来ます。既にNTは動いてるわけですから、RAID 0 Setを構成して、NTからFormatしてしまえば良いわけです。
難しいのは2です。色々情報を調べたのですが、IDEでは成功している方を発見しましたが、SCSIでは見つけられませんでした。NTのInstall用Set Up Diskのsystem fileをSP4やBT-950Rのものと入れ替えたり、色々工夫なされているようですが、まっとうなInstall方法は無いようです。
そこで、あまり美しくは無いのですが、力技で解決することにしました。
うーむ、美しくない。が、致し方あるまいて。
では早速作業開始ぃぃぃぃ。
っと行きたいところですが、ここでもまた考慮しなければならないことがあります。
現在Heart 3号にはBT-950RとFirePort40の2枚のSCSI
HAが差さってるのですが、それぞれ以下のようになっています。
BT-950R => DCAS-34330UW, M1603S, DR-U12X
FirePort40 => Zip external
出来ればUWとそれ以外を別なSCSI HAに分けたかったのですがうまくいきませんでした。
FirePort40のBIOSを殺せなかったんです。それぞれを色んなPCI SLOTに差して見たりもしましたが、必ずFirePort40のBIOSが先に立ち上がってしまう。ゆえに、FirePort40にHDDを繋いでおくと、先にFirePort40にアクセスしてしまいます。FirePort40はUWもつなげますからDCAS-34330UWをFirePort40に繋ぐことは出来るのですが、BT-950Rは外部68pinなのでZip externalは必然的にFirePort40になってしまう。(そのためのFirePort40なんですけどね。)
困ったちゃん。可能ならばDDRS 2台とDCASを同じケーブルに接続したくない。最悪、その可能性も考えて4 Devicesのケーブルをgetしておいたのですが。
もう一度、よ〜くFirePort40を眺めてみる。
やはりBIOSを殺すJumperは無いようだ。(DC-390にはJumperが付いていた。)
FirePortのマニュアルを精読してみる。
そんな記述はにゃいっ!
えーん、泣きながらBIOS画面を出してみる。(T_T)
んっ? マニュアルとBIOS画面が異なっている?!!
どれどれ、あったぁ!
ラッキー。BIOS殺せるじゃん。おぉっ、ちゃんと機能している。
これで、BT-950R => RAID,FirePort40 => Zip 以外は自由自在なのである。
よかった、ヨカッタ。(^ー^)
んでは、今度こそ作業開始ぃぃぃぃぃぃ!
FirePort40のBIOSはONにしておいてぇ。
DCAS-34330UWをFirePortへ繋ぐ。
DCASのNTで500MB
SCSI HDD (M1603S-512)の中身を整理してDCAS-34560UWへ移動。
DDRS-3460LVDをBT-950Rへ接続し、RAID 0を構築。
DCAS-34330UWのNTにてRAID 0をNTFSでFormat。
ここまでやって、我がHeart 3号君の最大の弱点を発見っ!
Heart 3号君にはCPU FANが無い。SIDE FANをCPU FANと呼べなくもないが、ケースに固定されているので厳密にはケースFANであろう。
呼び名なんてどーでもいー。
Heart 3号君の冷却Systemは究極の冷却編で大改造され、
(1) 前面・背面のケースFANはひたすら排気する。
(2) 全ての新しい“よく冷えた”外気はまずCPUのヒートシンクを通過して導入される。
というスーパー
エキゾチック クーリング システム (訳:とってもすごい冷却機構) になっている。
ということは、ケースのふたを開けているとCPUはほとんど冷却されない。シンクのみによる自然無風冷却になってしまうのだった。
NTFSでFormat後、ふと温度計に目をやると、な
な なんとCPU温度は40℃近い。
マズイッ!
これまでの経験では、Heart
3号君はCPUが40℃を越えると熱ボーソーするのだ。
警告、警告、早急に中央演算処理装置を冷却せよっ!
しゃーない、ケースのふた閉めっか。
よっこらせっと。 (まるでぢぢぃの様である。)
面倒いなぁ。このケース安もんだから、ふたが左右上一体の“コ”の字型なんだよね。もうちっと高級なら側面だけが外れるから楽なのにぃ。ブツブツ。
(このケースを選択したのも、改造したのも自分だから、何処にも文句のもって行き場がない。)
すげーっ、みるみるCPU温度が下がっていく。1〜2分で10℃も下がった。
さすがスーパー
エキゾチック クーリング システム (訳:とってもすごい冷却機構)なのである。
(作業はめっちゃ面倒いけど。)
さてさて、作業再開。
二組のHDD (DCASとDDRS) のコネクタをSCSI HAから外す。
これでマシンにはM1603SとCD-ROMのみが接続されている。
M1603SにNTのInstall。
時間かかるなぁ。面倒いなぁ。あーぁ。
ふぅ、やっとでけた。
ピーッ、ピーッ。問題発生。速やかに対処せよ。
あんだよぉ、あんでこんなことになるんだよぉ。
M1603SでNT起動したらNICが使えない。(T_T)
IRQがうまく設定できてないんだって。ちっきしょう。
マルチプロセッサカーネルってIRQがわけわかんねーんだよね。
これまで動いていたNTのIRQをNT診断プログラムで見ると、こーだもの。
01 msi8042
03 Serial
04 Serial
05 sb16snd
06 Floppy
12 msi8042
32 mga64
40 firefort
44 flashpnt
48 ALN201
起動時にBIOSで表示されるのとはおー違い。
今回M1603SにInstallしたNTでは、ALN201が48を取れていない。何かが48を使ってるわけでもない。
IRQ11とか10とかはHALリソースになってて、これをどーにかしろっていわれてもなぁ。どーもならんわ。
しゃーない、方針変更。
太字、白で示したのが変更点。DCASのNTはInstallの後にちょっと弄ってるからあまりよろしくないのだけれど、しゃーないなぁ。まぁ次善の策や。
んじゃ、続きをば。
はたと困った。DCASをFirePort40に繋いだら、DCASから起動してしまう。まぁ、SCSIのIDがDCASの方が若いからなんだろうけど。最初の予定ではDCASから起動して良かったんだけどなぁ。
(DC-390Fの時はIDに関わらずNarrowから起動して困ったような気がする。忘れちゃった。
;-p )
SCSI ID変更するの面倒いなぁ。5"ベイからDCAS外さにゃならんし。えーい、取り敢えずだからDDRSに繋がってるケーブルの先にDCAS繋いじまえ。ケースフレームの外側通すことになるけど、何とかなるだろ。
なんとかなりました。(なんとかしました。)
あとは、M1603SのNTを起動してぇ、
DCAS-34330UWの中身をDDRS-34560LVD_RAID_0に移して、完了。
あとはDCAS-34330UWをFirePort40に繋いでぇ、これでBT-950RはDDRSだけだ。
んでもってFirePort40君のBIOSを殺してしまえばDDRS-34560LVD_RAID_0から起動できるはず。
起動するかなぁ?
やり、やり、やりぃぃぃぃぃ!!!
全然オッケーじゃん。完璧じゃん。
のわははははははははは。
成功なのである。
きちんとケースのふたを閉めたらぁ、んでもって、HDBENCHなぞを。
まぁ、NTFSですからこんなもんですか。
いろんな方のHome Pageを見てみるとDDRS-34560LVDが単体で12MB/secくらいらしいですから。
いままでのDCAS-34330UWがNTFSで7MB/secだったのと比較すると、もの凄い向上ですね。
DCASからNTをcopyしたから環境もととのってるしぃ、良しとしましょう。
んでは「M$-WORD」なぞを立ち上げてみると、
うおぉぉぉ!
すっげー速い。NT起動直後でDisk Cacheは無関係なのに。まるで486でDOSの軽〜いEditorを起動したみたい。(^^;
以前、Shin's徒然ページのつれづれかんりにんさまにFasttrakの感想を伺ったことがあるんです。
私 |
「HDBENCHで20MBってのは体感的にはどの様に感じるのですか。 ふつーに使ってて判るものなんですか? 別世界なのかなぁ。」 |
つれづれかんりにんさま |
「別世界 (^^) お花がいっぱいあって、天使がたくさんいます WORDがメモ帳のようにさくさく起動する快感って感じですかねぇ。」 |
ホントだった。お花が咲いている。WORDがメモ帳のようだ。
#これで、もう後戻りは出来ない。
まぁ、なにはともあれ(何がともにあるって?)
“Heart 3号 Evolutin”の完成だぁぁぁ!
(陳腐なネーミングなのは許してくらはい。他に思いつかなかったの。m(_o_)m )
最終スペックです。
今回は作業としてはまぁ楽なほうでしたね。あまりはまらなかったし。
完!
これでHeart 3号君も最終的な形になっちゃいました。この子の改造はもう終わりかなぁ・・・
ちょっと寂しい気もしますが、またそのうちなんか思いつくかも。
乞うご期待! (なんて言って良いのか?)
ご意見、ご感想等をお待ち申し上げております。
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