某月某日、趙雲子龍将軍は苦しんでいた。相当に苦しんでいた。完膚無きまでに苦しんでいた。
何故なら、忙しいのである。超多忙なのである。ひとかけらの暇も無いのである。
その頃の将軍には、雑用(将軍が勝手にそう称している)が次から次と雨霰の如く押し寄せていた。また、本業のうち半分は、その時期から約一ヶ月が佳境・仕上げ・締め切りの時であった。さらには、本業の残り半分、将軍の死命を制する最も重要な仕事も非常に切迫していた、差し迫っていた。
「忙しいにゃぁ。ヤだにゃぁ。なんでこんなに雑用が降ってくるんだ。どっかで湧いているじゃねーか?
その上、あと一ヶ月は次々と色んな仕事が控えてるしなぁ。こいつらはサボる訳にはいかんしなぁ。
しかし、400 m 障害並に多段だもんなぁ。因果な仕事だよなぁ。さらには、ド本業もヤバイよなぁ。
逼迫してるよなぁ。押し迫っているよなぁ。こいつらを疎かにすると、存在価値そのものが否定される
もんなぁ。次々と、着実に、確実に、正確にこなしていかなきゃならないよなぁ。寸暇を惜しむって
言うけれど。一寸の暇もないよなぁ。あ〜ぁ、ヤだにゃぁ・・・」
しかし、そうぼやいている将軍の顔は何故かニヤついていた。
「まぁね、現実は現実として厳粛に、真摯に受け止めましょう。(^ー^)
でもねぇ、そうは言ってもねぇ、生身の人間な訳だし。精神のバランスってのは重要だよねぇ。(^ー^)
えぇ、えぇ、大切ですよ、重要ですよ、不可欠ですよ。(^ー^)
と言うことで、なんかPCでも弄くりましょうねぇ。(^ー^)」
忙しいほど、そしてその忙しさが逼迫しているほど、なにかに“逃げ”を求めるのは人の常。
人間味溢れる(?)趙雲子龍将軍なら、それが色濃く現れるのも致し方のないこと。
かくして、消化すべき諸々の重要案件をほったらかしてPC弄りに邁進する将軍の姿があった・・・
さてさて、『で、何をしようとしているか』ですが、現状は以下のような状態にあります。
と言うことで、Tiger MPをAOpen HX-08からWiNDY MP-PRO2000 Premium Blackへ載せ替えることにします。で、近い将来TQ-1300とともに『Main・Sub.
Dualコンビ』を組ませることとしましょう。
さらに、“次なるDual M/B”の為に、現在使用中のAthlon MP 1.2 GHzをAthlon 4 900MHzと入れ替えます。
Tiger MPが全然弄れないM/Bであるがゆえに、現在はAthlon MPを定格で使用中です。
しかし、【定格】なぞイケません。将軍の名を汚してしまう。飽くまで“仮”の姿です。
ですが、Tiger MPでOCするためには黄金橋の加工が必要になります。
(出来うることならば“ゲタ”の使用は避けたいので。)
Athlon MPのOCは“次なるDual M/B”に期待することとします。1.4 GHzくらいでは使えるでしょう。
1.4のDualなら1.53 Singleとreplaceしても、まぁ遜色ないでしょうから。
(“次なるDual M/B”が弄くれるM/Bであることを仮定しておりますが。)
必然的に、Tiger MPで使うAthlon 4に黄金橋の加工を施すことになります。
(久し振りだなぁ。)
纏めますと、
なんだ、これだけか。
子龍軍団の整備、有り体に言えば中身の交換等々は遠大な計画ですので、まだまだ続きます。
現在予定されている(予想されている、とも言う)だけでも、今回の分を除いて5〜6台のPCを
入れ替え/改造/改良/新規部品の追加等々致します。
まずは“前哨戦”と言うことで。
例によって例の如く、今回もいつものお二人に登場して頂きます。
隊長: Cod Long (コッド ロング) さん
オペレーター: Hamil Tonian (ハミル トニアン) さん
隊長 [Cod Long] |
ハミルよぉ、久し振りの登場だなぁ。俺の熱狂的なFAN達も待っていただろうな。 |
オペレーター [Hamil Tonian] |
う〜、なんの進歩もみられない人だなぁ。(x_x) そうですねぇ。前回からだいぶお休みを頂いてましたねぇ。 我々が休んでいる間に、“ニセ者達”が現れたようですよ。 |
隊長 | のわにぃぃぃぃぃっ!!! それはゆゆしき事態ではないか。とても座視できる問題ではないぞっ! 直ちに事実関係を究明し、克明かつ詳細な報告書提出しろ。 しかる後、即座にそやつらを捕縛してくるのだぁぁぁぁぁぁぁ!!! |
オペレーター | くっ、余計なことをいってしまったかな。ま、いいか。少し持ち上げてやれば、なんとか収まるだろう。 暫しお待ちを。お怒りは御尤もなれど、それは穏やかでは御座いません。 ここは隊長の明晰な頭脳を持ちまして、高度な政治的判断を下す必要があるかと。 |
隊長 | う〜む、お前がそう言うってことは、黒幕が関係しているのだな? |
オペレーター | ははっ! 流石隊長。見事な御慧眼。感服いたしました。 |
隊長 | まぁな。何しろ、『高度な政治的判断が服を着て歩いている』と言われているからな。 はは。 で、黒幕は? |
オペレーター | すぐに調子に乗るから楽だねぇ、うちの隊長は。 はっ、実名を口にするのは憚られます。私もまだ命は惜しいもので。 ですが、ヒントを少し。『 |
隊長 | んっ? 全然わかんねーぞぉ。なんだそりゃ? 「狸につままれた」じゃぁ、洒落にもならんな。 あー、なんだ、そのぉ、ヒントはそれだけか? |
オペレーター | またまたぁ、オトボケが上手でいらっしゃる。 私をからかうのはおよしになって下さいよぉ。 神童(振動)・天才(甜菜)・奇跡(鬼籍)と呼ばれている隊長に判らないわけはないですよ。 それくらいはボンクラな私でも気が付きます。 |
隊長 | 参ったなぁ。しゃーない、判ったふりするか。 うむ、なに、お前を試しただけだ。 当然完璧に理解したぞ。心配するな。ははは。 |
オペレーター | うひひ、判んねーんでやんの。ま、そらそーだわな。ひひひ。 では早速お仕事をしましょう。 本日はどのPCのOC実験ですか? |
隊長 | 愚か者め。怠け者め。愚劣! 虫けら!! 下郎!!! いつもいつも楽をすることばかり考えおって。 恥を知れ、恥をっ!!! |
オペレーター | あやや、仇をとられてしまった。まぁ、当然と言えば当然リアクションだよなぁ。 ははっ!!!! 恐れ入りまして御座います。大変申し訳御座いませぬ。 私の不心得で御座いました。 どうぞご指導のほど、よろしくお願いいたします。 |
隊長 | ったく、お前のような不出来な部下を持つと苦労が絶えぬは。 今回はAthlon 4 900 MHzの黄金橋加工から開始するのだ。 |
オペレーター | くぅー!
自分は未だ嘗てなにもしたこをがないのに・・・
我慢、がまん、ガマン。 はっ、承知いたしました。 |
では、Athlon 4の黄金橋を加工いたします。基本的には以前やったDuronと同じで御座います。
が、黄金橋のレイアウトや役割等々が変わっております。異なるCPUなのですから、当然と言えば当然なのですが。
で、どーなっとるかと申しますと、具体的なところは
SEC_SUSUKIさんのPageや、itaさんのFab51等を御参照下さい。
SECさんらによる動作実績ではAthlon 4 900 MHzを9倍のVcore 1.75 VにてFSB 133 MHzがイケるようです。
「900 MHzを9倍なら、まんまじゃん。」
と思われるかもしれませんが、そうは問屋が卸しません。
どうやらMobile用CPUとDesktop
(Disktopと表記される方が大勢いらっしゃいますが、Desktopです)用CPU
では黄金橋の設定と言うか読みとり方が異なりますようで。
本来9倍・1.4 Vの設定なはずが、Desktopとして読みとると5倍・1.55
Vとなるようです。
ですから、倍率とVcoreの両方を弄らなくてはなりません。
などと考えながら黄金橋の設定表を眺めておりますと、あらら5倍から9倍へは切断一ヶ所・接続一ヶ所で
事足ります。さらにVcore 1.55から1.75は切断無し・接続一ヶ所です。
こりゃぁ楽チン。これでいきましょう。
と言うことで、即座に作業。
伝家の宝刀『ダイヤモンドヤスリ』をとりいだし、かりかりかりかりかりかりかりかりかりかり。
んでもって、今回は前回より気を使って、ちゃんとテープで養生(マスキング)し、ドータイトで接続。
うほほぉ〜い。簡単だわいなぁ。
隊長 | おいっ! ハミル! 出来たか? |
オペレーター | おまちどおさま。 完成しました。 |
隊長 | おっ! 素速いじゃん。やるじゃん。 二つとも完成か? |
オペレーター | 勿論です。抜かりはありません。 |
隊長 | よし、そこまで済んだら、次はChassisの交換だ。 |
オペレーター | アイ・アイサー。 実質的には、中身を殆ど交換ですね。 早速、取りかかります。 |
作業前の構成は以下の通りで御座います。
CPU | AMD Athlon MP 1.2 GHz Dual | 1.2 GHz |
M/B | Tyan Tiger MP | AMD760MP,Dual |
Memory | 256 MB | DDR-SDRAM 256MB registered PC2100 CL2.5 |
FDD | CITIZEN Z1DA-89A | 3.5" |
HDD | Maxtor Diamond Max Plus 60 | Ultra DMA/100 20 GB |
CD-ROM | AOpen CD-950E Pro | ATAPI ×50 |
Video | ATI RADEON LE | 64MB |
Sound | AOpen AW744S | YAMAHA YMF744 |
NIC | PLANEX ENW-9501-F | 100BaseTX DEC21140AF |
Chassis | AOpen HX-08 | 5"×5, 3.5"×1, shadow 3.5×7 |
ま、Memoryはどうとでもなりますので無視します。
ChassisをAOpen HX-08からWiNDY MP-PRO 2000 Premium Blackに交換。
FDDはBlack bezelのD353/Bに交換。
CD-ROM DriveはSony CDU511-F3に交換。
M/B, Video, Sound, NIC等は流用。
CPUはAthlon 4 900 MHzの予定。
ついでに、変則だったHeat
SinkはALPHA PAL6035に統一。
そこそこ変更点は多いですね。
少し解説を致しましょう。
ChassisのWiNDY MP-PRO 2000 Premium Blackは、昨年の九月に“MILさん”からお譲りいただいたもの。
未使用で、なおかつ殆ど新品であったにも関わらず、かなりお安くして頂きました。改めて御礼申し上げます。
FDDはこのChassis用に購入しておいたもの。「黒い」と言うだけで、ただの安物です。
CD-ROMはIBM製PCに付属していた奴。
以前、頼まれてそのPCのCD-ROM、つまりこいつとCDR Driveを交換してやった時に、
報酬としていただいたもの。これも「黒い」と言うだけで、ATAPI 16倍速(!)という“優れもの”。(^^;
Heat Sinkは、PAL6035とHedgeHog with 8 cm FANと言う“変な組み合わせ”でしたので、
PAL6035をもう一個購入し、この日に備えておりました。
新旧比較しますと、クリップやそれに伴ってピンが若干変更になっておりました。ま、いいでしょ。
なぜか、FANガードは付属してなかった。まぁ、いいんだけど・・・
ロング:
これが話題の高級・高価格・高品質Chassisか?
トニアン:そうです。実物はもっと良い色ですけど。
ロング: 管理人がお下手だからだろ。
トニアン:です。
ロング:Peach Skin処理とかされてるらしいじゃないか。
トニアン:相当な高級感を醸し出しておりますね。
ロング:無理したか、管理人は?
トニアン:
でしょうねぇ。
ロング: アルミChssisだよな。
トニアン: Frontのみプラスチックですが。
ロング:
サイズはどうだ?
トニアン:
あとで比べてみるとよく分かりますが、TQ-1300とほぼ同じです。
ロング: そうとうでかいな。
トニアン:
そうですね。高さ以外は大きな方です。特に奥行き。
ロング: 管理人の趣味に合わないんじゃないか?
トニアン:
でもぉ、あーゆー方ですからね。
ロング:
色が気に入ったから、他には目をつぶるか?
トニアン:御明察。
ロング:話にならんな。相も変わらず程度が低い。
ロング:
背面もなんだか凄いな。
トニアン:
手間を惜しんでいませんよ。
ロング: ぴっかぴかだ。
トニアン:
さらに、背面には取っ手がつきます。
ロング: 何に使うのだ?
トニアン: M/Bの交換とか。
ロング:
なるほど。この光っているパネルごと引き出すのか?
トニアン: そうです。
ロング: なに? この白い手袋はなに? 管理人は選挙にでも出るのか?
トニアン: いえ、Peach Skinって指紋が付きやすいんですよ。しかも、やたら目立つ。
ロング:
それで、作業時にはこの手袋か?
トニアン:
そうらしいです。
ロング:
なんか勘違いしておりなぁ。
トニアン: でも、そうとうに凄いらしいですよ、指紋。
ロング:
いくらなんでもなぁ・・・
トニアン:
まぁ、仰るとおりですね。
ロング: 内部か。すげぇ丁寧な作りだな。しかも、搭載能力もかなりある。
トニアン: Over Qualityですけどね。それに、価格が・・・
ロング: うわっ、M/B取り付け板まで黒い。
トニアン:
内部も概ね黒に統一されてます。
ロング:
しかも、ぴかぴかだ。
トニアン:
演出が効いてます。閉めると見えませんが。
ロング: 用意したFDDとCD-ROM
Driveか。
トニアン: 現物はもっと黒く見えます。
ロング: CD-ROM Driveくらい新調すればいいのに。
トニアン: まさか。あの吝嗇管理人が。
ロング: Frontパネルを外したところか。
トニアン:
こんなところまで黒いです。
ロング:
なんか勘違いしてないか、☆野は。
トニアン: 管理人は気に入ってましたが。
ロング:
四隅の白っぽいのはなんだ?
トニアン: パネルをあれで留めるんです。
ロング: 着脱自在か?
トニアン: ここは評価すべき点だと思います。
ロング:
確かに。廉価版のA323iとは大違いだな。
トニアン:
かなり違いますねぇ。
ロング:
ここだけは廉価版にも採用して欲しかったな。
トニアン:
かなり性格悪いんじゃないでしょうか、あの会社。
ロング: Frontパネルの裏側か。
トニアン: 目隠し板があネジ止めされております。
ロング:
しかし、俺は言葉を失うよ。
トニアン: しかも、その目隠し板がアルミ製ですよ。
ロング:
・・・・・・・・・・
ロング: この画像にはどんな意味があるんだ?
トニアン: 電源がVariusだってことではないでしょうか?
ロング:
もしかして、自慢?
トニアン:
そうなんでしょうかねぇ。
ロング: いじましい・・・
トニアン:
そう言う方ですよ、管理人は・・・
ロング: ・・・・・
トニアン: ・・・・・
ロング: FDDとCD-ROM Driveを設置したところか。
トニアン:
かなりいい感じでしょ。
ロング: 色合いがぴったりだな。
トニアン:
管理人も喜んでいました。
ロング: なんで?
トニアン: 予想した以上にしっくりきたからでは?
ロング:それで舞い上がったか?
トニアン: です。
ロング: Tiger
MP再び、ってやつか。
トニアン: やっぱ黒いと見栄えがイイですね。
ロング: 伊達に高価ではないか。
トニアン:
そうですね。
ロング: あれっ? また変則になっているぞ。
トニアン: 取り敢えず、構成を復元したそうです。
ロング: なんかフラットケーブルがのたくってるな。
トニアン: FDDとCD-ROM
Drive用のsmart cableは、HX-08に合わせて購入したらしく、流用はし難いらしいです。
ロング:
なんでだよぉ。
トニアン: あのChassisは背が高くて、長いCableを購入したらしいです。で、それを使ってしまうと再購入しなくてはならなくなる、と。
ロング: けちっ!
トニアン:
そんな、なにを今更。
ロング: なるほど、同じSinkにすると見た目が美しいな。
トニアン: やはりこれがあるべき姿ですね。
ロング: でも、FANが違うぞ。
トニアン:
添付されてきた奴が違ったそうです。でも、この方が“唸り”を生じなくて好都合だそうです。BP6で苦労してましたから。
ロング: 管理人の机の上か。
トニアン: そうですね。中央がメインPCのTQ-1300です。
ロング: 所謂「パソコン」らしくないChassisばかり3台並んだな。
トニアン:
良いことですね。
ロング: そうかぁ?
トニアン:
おそらくは・・・
取り敢えず、Tiget MPはAthlon MP 1.2 GHzで動かしておきます。
で、Athlon 4の黄金橋加工の状態を上の写真の右端にある馬良君でCheckいたします。
かれはAOpen AK73 Proを搭載しております。
隊長 | よろしい。やっと前置きが修了した。 先へ進むっ! 黄金橋加工済みAthlon 4をSetせよ。 倍率JumperをDefaultに設定。 四角い、CPUのぉぉぉぉ! |
オペレーター | をぃをぃ、なんか歌い出したよ。とうとうイッちゃったか? BIOS上がりました。 あっ・・・・・ |
隊長 | おぃおぃ、なんだよぉ。どーしたんだよぉ。 |
オペレーター | まじぃなぁ。 CPUの周波数が500 MHzと表示されます。 それに、Win起動に至りません。Freezします。 |
隊長 | あー、ドン臭ぇ。失敗したんじゃないのぉ、黄金橋加工。 なんだか自信たっぷりだったよねぇ。 |
オペレーター | うぅっ (ToT) そ・そんなぁ・・・ |
隊長 | ったく、出来の悪い部下を持つと苦労が絶えぬは。 先へ進むっ! もう一つの黄金橋加工済みAthlon 4をSetせよ。 倍率JumperをDefaultに設定。 ジャーングルにぃぃぃぃ! |
オペレーター | なんですか、その歌は??? で、ジャングルって何処すか? 裏っ側のPinが並んでいる様ですか? それとも、“四角いCPU”がジャングルの様に林立している??? BIOS上がりました。 あっ・・・・・ |
隊長 | おぃおぃ、勘弁してくれよぉ。 こっちもダメかよ。 |
オペレーター | うぇ〜ん。(ToT) CPUの周波数が1100 MHzと表示されます。 でも、Winは起動します。 因みに、電圧は設定通りのようです。 |
隊長 | あ〜、ドン臭。 お〜、みっともな。 ゴミ! クズ! 役立たずっ!!! |
オペレーター | ・・・・・ |
隊長 | もうよいっ! 成功するまで黄金橋加工をやり直せ。 |
オペレーター | 哀しいのねん。 了解いたしましたぁ。 |
やりましたよ。それぞれのCPUで切断箇所が一つ & 接続箇所が二つ。
なおかつ、Vcoreの設定はうまくいってますから、実質的に見直すべきなのは一ヶ所づつです。
切断箇所はダイヤモンドヤスリで繰り返し削りました。もう、あたかも用水路の様に。
接続箇所も何度もやり直し。マスキングし直したり、マスキングが良くないのかと、そのままやったり。
また、SECさんの様に乾燥が不十分かと考え、ドライヤで暖めたり、一晩放置したり。
#乾燥は問題なかったようです。溶媒がアセトンですからね。一瞬で蒸発しちゃいますね。
ですが、ダメでした。5倍、あるいは11倍になってしまいます。
CPUそのものがダメージを受けたかと心配になり、AK73 ProのDIP SWで倍率を指定してやると、
ちゃんと起動いたします。
#電圧は設定値となっております。やはり接続は成功しているようです。
無い知恵を絞り、一所懸命考えました。
5倍になってしまうと言うことは、切断・接続ともに失敗している。
11倍になるためには、9倍t比べると、例えば「開開閉閉」が「閉閉開開」のように
完全に逆にならなければならない。
IIは変です。触ってもいないブリッジが二ヶ所とも逆にならなければならない。
つまり、開が閉に、閉が開に。
そこで、AK73 Proを疑いました。(なにしろ私が嫌いなAOpenですから。)
AK73 Proにおいて、倍率をCPU defaultにするためには、設定用DIP SWを全て中立の位置にします。
なにがしかの倍率にするためには、中立ではなく「+ + - +」の様にどちらかに倒します。
#どうもこの手の「ON・OFF・ON」タイプのSWは好きになれない。
黄金橋加工の正否を確認するためには、CPU defaultをcheckしなければなりません。
それがAK73 Proで失敗する理由ではないか、と考えました。
「ならば、MSI K7T Proで確認だぁぁぁぁぁぁ!」
と、勇躍かのPCの側板を開け、ThermoEngineを外し、CPUを換装。
早速、SW ONnnnnnnnnnnnnn!!!!!
あかん。あきまへん。BIOSがPalomino
Coreに未対応。
ウンともスンとも言いまへん。(ToT)
哀愁のオーラを周囲に発散しながら立ち尽くす将軍。
その背中には「絶望」・「途方に暮れる」という文字が浮かんでいたに違いありません。
そんな時、颯爽と、あたかも“白馬童子”(古いよ)であるかの如く現れし者ありき。
「どーしました?」
おぉっ、これはキタクンの声。
妖しげな雰囲気を漂わせながらPCの前に立ち尽くす将軍を見、
「きっと何か面白いことをやっているに違いない。」
あるいは、
「また、くだらねーことやってんだろーなぁ。」
と、声をかけてくれたのでした。
私は、ことの顛末を説明。いかに悲惨な状況にあるかを切々と訴えました。
「じゃぁ、僕ので試しますか?」
おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!
神よ、貴方は私を見捨ててはいなかった。
そう、キタクンのPCは最近K7S5Aにしたばかり。
何という理想的な環境。倍率変更なんてできない。
で、即座にTEST敢行。
で、結果はと申しますと、
黄金橋の加工は、二つとも、ちゃんと成功していた。
です。
あったりまえです。万夫不当・一騎当千・歴戦の勇士ですよ、わたしゃぁ。
この趙雲子龍に失敗とか間違いがあるわけはありません。
#Super自信過剰Mode突入!!!
だ・か・ら、AOpenなんて嫌いなんだよ。
んでは、お二人に続きを。
隊長 [Cod Long] |
ハミルよぉ、やっぱお前が触ったから不調になったんじゃねーのか? |
オペレーター [Hamil Tonian] |
非道い難癖。無視、無視。 無駄話はやめて、先へ進みましょう。 |
隊長 | ま、それもそうだな。 お前のマヌケぶりはいつものことだしな。 先へ進むっ! 黄金橋加工済みAthlon 4をTiger MPへSetせよ。 今日もぉ、嵐がぁぁぁぁぁ、吹きあ〜れ〜るぅ〜! |
オペレーター | なに、なんなの? こんどは“嵐”? で、どこいらへんにふいちゃったりするの? BIOS上がりま・・・・・ せん。 全くダメダメです。 |
隊長 | うぎゃぁぁぁ! そんな〜、お前、また何かヘマをやった? |
オペレーター | なんにもしてないですよぉ。 |
隊長 | CPUイカレたかなぁ。 なんどもHeat Sinkを付け替えたからなぁ。 もしかして、Core欠け? |
オペレーター | 見た目では大丈夫そうでしたよ。 二つ所有しているDuron 650なんて、欠けているどころじゃないですから。 でも、ちゃんと動いてますし、840 MHzで。 |
隊長 | うぅむぅぅぅぅぅ! よし、では取り敢えずFSBを100 MHzに落としてみよう。 |
オペレーター | はっ! 了解しました。 Tiger MPって面倒臭いなぁ。FSBを100と133の二種類しか設定できないくせに、 Jumperが4組もあるよ。しかも、二つ一組で別々なところに、それも作業しにくい場所。 隊長、作業完了です。 |
隊長 | よくやった。さらに先へ進むっ! FSB 100 MHz,9倍へSet済み。 ルール無用の悪党にぃ! |
オペレーター | 誰、ねぇ、それって誰のこと? もしかして隊長のこと? BIOS上がりました。 WinもO.K.です。 RC5-64も快調です。 ノープロブレムです。 |
隊長 | お〜し、お〜し、お〜し。 CPUはイカレておらんな。で、Vcoreの設定値も1.75 Vだ。 もう一度、先ほどの設定に挑戦だ。 FSB 133 MHz,9倍へSetせよ。 正義のパンチをぶちかませぇぇぇぇぇ! |
オペレーター | いいの、本当にぶちかましちゃっていいの? 私、遠慮はしませんよ。いいんですね? BIOS上がりま・・・・・ せん。 全くダメダメです。 先ほどと、全く同じ状況です。 |
隊長 | うぬぐぉぅありぁどぴがぶぬわぉぉぉ!!! なにか現状を打破しうる方策はあり得るか? |
オペレーター | そうですねぇ・・・ 執りうる手段はHeat Sinkの交換くらいではないでしょうか。 |
隊長 | 効果があるかどうかは未知数だがなぁ。 やはり、PAL6035とHedgeHog with 8 cm FANは格好悪いからな。 早速作業せよ。 |
オペレーター | 了解! HedgeHogをかねて用意のPAL6035に交換します。 |
隊長 | うむ、やはりこの方が見栄えが良いな。。 見た目が良ければCPUもがんばるだろう。 最後の挑戦だ。 Twin ALPHA PAL6035でFSB 133 MHz,9倍だ! ゆけ、ゆけ、タイガ〜〜 タイガ〜 えむぴぃ〜〜〜 |
オペレーター | ま・まさか・・・・・ このオチが使いたかっただけ? まじ、まじ、まじぃ? BIOS上がりま・・・・・ せん。 全くダメダメです。 先ほどとなんの変化もありません。 |
隊長 | はい。 そーですか。 では、撤収〜!!! |
オペレーター | すっげー軽い。軽過ぎ。狙ったオチを使ったから、それで満足かい。 了解。 |
哀しいんです。虚しいんです。悔しいんです。残念なんです。心残りなんです。
でも、ここまでやって時間切れです。
辛いですが、構成表なぞを。
CPU | AMD Athlon MP1.2 GHz Dual | 1.2 GHz |
M/B | Tyan Tiger MP | AMD760MP,Dual |
Memory | 256 MB | DDR-SDRAM 256MB registered PC2100 CL2.5 |
FDD | Mitsumi D353/B | 3.5" |
HDD | Maxtor Diamond Max Plus 60 | Ultra DMA/100 20 GB |
CD-ROM | Sony CDU511-F3 | ATAPI ×16 |
Video | ATI RADEON LE | 64MB |
Sound | AOpen AW744S | YAMAHA YMF744 |
NIC | PLANEX ENW-9501-F | 100BaseTX DEC21140AF |
Chassis | WiNDY MT-PRO 2000 Premium Black | 5"×3, 3.5"×2, shadow 3.5×4 |
結局、Chassisを取り替え、それに伴ってFDDとCD-ROMDriveを黒ベゼルに交換。
そして、Heat Sinkが変則だったのを、両方ともALPHA PAL6035にした。
嗚呼、悲しみの雨が両肩を濡らす。(ToT)
完成!
おうちマシンにも細かな変更を加えましたので、ご報告。
昨年末、アキバへ行った際にファンコントローラを購入。
何をどうやっているのかは知りません。
あまり高級な制御はしていない模様。
でも、最低設定の6 Vにしても、ちゃんと起動するからいいや。
なんと言っても、二系統だし。
KANIEのMD-ST-WOFだったかな。
内部の様子。
部品点数は少ないですね。
なに、使えれば文句はありません。
こいつで、CPU FANとChassisのRear FANを駆動。
某大御所の得意な“裏画像”。
(^^;
特に意味はないです。
WiNDY A323に設置した様子。
ファンコン直下の5"ベイにはSmartDrive。
色はまぁまぁマッチしております。
ファンコンを使う前は5 V駆動しておりましたから、
騒然のことながら、調節は「minimum」です。
で、今回HedgeHogが余りましたので、こちらに。
8 cm FANもそのまま移植。
6 Vにすれば、それなりに静かです。
Front FANは停止させておりますし。
でも、“何か”が共鳴している。
ChassisをCloseするとうるさくなる。
なんとか対処せねば。
挫折いたしました。
悪運も尽き果てたようです。
うぬぬぬぬぬ、時間を作ってrevengeだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
哀しいです。とっても哀しいです。
どうせ定格の900 MHzで動かすなら、電圧も1.4 Vにしちゃいたいですよねぇ。
133×9の1200を目指すべきか、900,1.4 Vのド定格を目指すべきか。
いずれにしても、もう少し時間を作らねば。
ご意見、ご感想等をお待ち申し上げております。
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